【バビロン大富豪が教える】より良きところへの住み方

生活全般
本記事のポイント

100年以上読み継がれるジョージ・S・クレイソン「バビロン大富豪の教え」の5つめに登場する「より良きところに住め」。この教えについて作中、あまり詳しくは触れられていません。では、一般的な家選びのポイントについて「稼ぐ力」観点で切り込むかを解説

「漫画 バビロン大富豪の教え」の主人公バンシルがメンターである古代バビロン一の大富豪アルカドから次のように教えを受ける

ただ安くて広い借家に住めばいいと思っている者がなんと多いことか!!
家というのはただ住むだけのものではない。
「庭で遊ぶ子供たち」
「妻が育てたイチジクやブドウ」
「仕事場までの距離」
住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションとなる。住居への支払いは心を豊かにする投資といえるのである。

「漫画 バビロン大富豪の教え」 ジョージ・S・クレイソン原作

ただし、450ページに及ぶ本書で住まいについて語られるのはここだけだ。

そこで本稿では、筆者の学びも反映して、大富豪(経済的自由)を目指すための住まい選びについて述べます。

  1. 職住近接
    仕事関連時間の有効活用
    ・同居家族がいれば相談は必要
    ・ポストコロナの時代にふさわしく新しい選択肢も(詳細後述)
  2. 駅近と商業地へのアクセス(人口密集地)
    ・食材購入などの商業地と通勤通学に必要な駅など移動手段へのアクセスなど生活面の時間や利便性を重視
    ・老後に免許返納でクルマを手放して生活できるかという点も大切
  3. 教育と治安
    勉強熱心な保護者が多く住んでいたり、進学を希望する学校に通いやすいエリア
    生活面で犯罪に巻き込まれる心配が少なく、住民の質・民度が高いことを重視
    ・温室栽培が全てにおいてよいわけではないと思うが、互いによい影響を与え合える人に囲まれて生きていきたい思いは否定されるべきものではない。
  4. 予算(家賃)と間取り
    ・大都市の場合、1.~3.をそれなりに満たすエリアが複数選べることもありうる。そういった場合には、人気かそうでないかなども含め必要な間取りと予算(家賃)の相談で決める手もあり。
  5. 入居形態(賃貸か持ち家か)
    ・現代において経済的自由に近づくには賃貸が圧倒的に有利(詳細後述)
    ・持ち家は、所有物件が負う老朽化や災害のリスクを引き受けることを意味する
    ・賃貸なら所得や家族の変化に合わせて柔軟に出費を調整できる
    ・賃貸なら隣人リスクも少ない出費で回避可能
    ・持ち家が有利なのは東京の都心部など価格低下率が低いごく一部か、物件価格が下がらない外国のみ
  6. 非推奨物件
    ・タワーマンション:老朽化や災害大国日本で長年耐えうるのか不明
    ・新築注文住宅:経済的自由を得るのに妨げとなる

それでは個別に見ていきましょう。

職住近接

  • 言うまでもなく、時間イコール命と捉え無駄にしないことが人生をもっとも豊かにするという観点。通勤時間が究極的にゼロになる在宅勤務を経験していかに無駄であるかを実感した人も多いはずで、筆者もその一人。
  • ただし一人暮らしでなければ後述のポイントも含め家族の希望との相談は必要
  • 配偶者が働いていれば互いの中間地や、共働きで旦那がリモート、妻が出勤なら、妻の家事への負担を軽減するために妻職場の近接地に住むのもポストコロナの時代の選択肢としてあり。

駅近と商業地へのアクセス(人口密集地)

  • 仕事と同じく生きていくベースとして必要なのが、食材購入などの商業地と通勤通学に必要な駅など移動手段へのアクセス。こちらは生活面の時間や利便性を重視
  • 自動車ユーザなら老後に免許返納でクルマを手放して生活できるかという点も大切。

教育と治安

  • 子供の教育観点で勉強熱心な保護者が多く住んで偏差値レベルが高い公立学校や、進学を希望する私立学校に通いやすいエリア
  • 子供を含む生活面で犯罪に巻き込まれる心配が少なく、住民の質・民度が高いことを重視。
  • 温室栽培が全てにおいてよいわけではないと思うが、互いによい影響を与え合える人に囲まれて生きていきたい思いは否定されるべきものではない。

予算(家賃)と間取り

ここではMoneySenseCollegeで紹介している、収入から家計を構築するファイナンシャルプランを引用します。

MoneySenseCollegeでは、家賃を手取り収入の1/4に収めることを推奨しています。ボーナスまで入れると、月々の給与よりも多くなりますが、いったんそれを考慮しないことにすると手取り20万の人は月5万、40万のひとは、月10万となります。

【家計の見直し・QGS】家計を4つに分ける【マネーアクション!006】

入居形態(賃貸か持ち家か)

永遠のテーマとの呼び声が高いポイントですが、次に紹介する動画が全てを物語っていると言っても過言ではありません。沖直人氏は、持ち家を信奉する不動産の専門家だが、持ち家に適しているのは東京都の中でも環状7号線より内側の価格低下率が年間1%程度の狭いゾーンだけだという。一番よくないのは、注文住宅。もちろん、夢を買うのならありなのだが、バビロン大富豪の教えの2つ目に「欲望に優先順位をつけよ」があり、高額商品である住宅の優先順位をつけるべきとは言えないのである。

【注文住宅は買うな】持ち家vs賃貸の上念司と沖有人が意見一致した理由とは?

非推奨物件

1.タワーマンション

  • 過去記事で述べた首都圏のタワマンは問題外として、日本における住宅の歴史上まだ20年程度しか経っておらず、建てた後にも関わらず修繕技術が未開発で老朽化を避けられるのか問題あり
  • 災害の巣窟日本で生きていくうえで、我々が今後死ぬまでに東日本大震災だけが千年に一度の災害でそれ以外は起きない保証は何もなく、命を預ける家において想定外は許容できないが、頻度が低すぎれば技術者による想定や検証が困難な災害への対応ができるかが不明な課題あり

2.新築注文戸建て

  • お金が唸るほどある人を除けば、資産価値が購入価格に対して著しく低下することはこれから経済的自由を達成したい人には妨げとなる。同じく上記動画に登場。

まとめ

ここまで多くのポイントにわたって、述べてきました。当然、すべての要素を完璧に満たす家は存在しませんし、いろいろ言われるほど、どれを主眼において選べば分からず、かえって混乱する、という方もいるかもしれません。

そんな方へは、ライフステージに合わせてスライドしていくというのを提案したいと思います。例えば、若手のうちは、仕事でバリバリ稼ぎつつ、他の時間も有効活用できるように1.職住近接、家族ができたら、2.駅近、金銭的に余裕が出てきたり、転勤や子供ができたりなど、生活変化のタイミングで3.教育と治安4.予算と間取りなどを今までのポイントも合わせて総合的に選んでいく。その途中では5.持ち家6.非推奨物件の誘惑に注意していただければと思います。

ErikaWittliebによるPixabayからの画像

Dean MoriartyによるPixabayからの画像

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