YouTubeやブログで、睡眠は毎日24時間のおよそ1/3から1/4を費やし、質が日中の活動にも重要として、枕や、マットレス、軽い羽毛布団が次々に紹介されている。
ところが、睡眠の質に影響を与える効果について、多方面からデータで裏付けられているのは掛け布団の重量だけという(ダイヤモンドオンラインの記事)。
たとえば、
クーリー・ディキンソン病院では、32人の大人に13.6キロの重さのブランケットを使って寝てもらい、どう感じるかという実験を行いました。結果は、33%の人がリラックスし、63%の人が使用後の不安感が減少、78%もの人が『落ち着いたと感じた』と話したのです。重量があるブランケットは、不安感やストレスを減らし、リラックス効果をもたらします。つまり、睡眠の質が上がる状態を作り出してくれるのです
上級睡眠健康指導士の加賀照虎さん(上述のダイヤモンドオンライン記事)
そこで筆者は、自前の布団を重ね着して、7kg(重量は体重の10%が目安)の布団を使用。
実際寝てみると、布団をかぶった瞬間は「重っ!」と感じましたが、苦しさは無く、寝入りから強い眠気を感じました。いつもは、寝入りに20分ほど時間を要しますが、重さは入眠時間にも好影響を与えるようです。また、それまでは夜間の眠りが浅く日中眠気を感じることも多々ありましたが、重い掛け布団を使うと寝起きには深い眠りを実感でき、日中眠気を感じることもなくなりました。それ以外のメリットとしては、
- 押さえつけられるようなマッサージ効果により、身体のむくみが軽減する効果
- 特に現在のような冬季は、身体と掛け布団の間に布団の重量により隙間ができないため冷気が入りにくく、暖かい状態をキープできて快適
一方で、デメリットとしては、
- 羽毛布団の上に、浅掛けの綿布団、ポリエステルの毛布の順に掛けた場合、一番上のポリエステル製毛布の通気性が低く、羽毛布団と綿布団に湿気がたまりやすい。しょっちゅう干したくなります。
- しかし、我が家には布団乾燥機が無く、天日干しが必要だが、この3枚掛けをやる冬季は曇りがちで、思うように干せません。
- 冬季以外は重ね着による重量確保が暑すぎて難しいので、専用の重い掛け布団・毛布が必要
通気性のよい重い毛布を調べてみると以下のような商品がピックアップさました。竹素材で通気性も良さげなので暖かい季節になったらまた報告します。
参考資料
毛布が重いと眠りやすい?~重い毛布と安眠の関係 - 児童向けコラム | 障害者ドットコム
最近SNSで話題の不眠に効く「重い毛布」。スウェーデンのカロリンスカ医科大学附属病院の研究により、本当に効果があると実証されました。
Photo by bruce mars on Unsplash
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