【超簡単解説】パッシブ運用とインデックス運用の違い

お金全般

投資信託を念頭に置いた資産運用界隈でよく登場するパッシブ運用とインデックス運用の用語。この違いについて「ほとんど同じ」と表現される二つの言葉ですが、具体的にその違いの詳細について語られることは少ない。本稿では、その違いについて超簡単に解説します。

パッシブ運用とは

パッシブ(passive, 受動的)を説明するには、対義語であり、比較対照としてアクティブを持ってくると分かりやすい。アクティブ(active, 能動的)運用とは、対象とする市場もしくはインデックス(index, 指数)が辿る成長の平均のを上回る資産運用効率(利回り)を目指すものを指す。したがってパッシブとは対象とする市場全体が辿る成長推移そのものを目指すもので、理屈的には市場全体とマザーファンド、及びマザーファンドと直接の購入先であるベビーファンドが持つ差分であるトラッキングエラーと利回りによるアウトパフォームが乖離要因となる

ここで、利回りによるアウトパフォームについて説明する。日経平均株価の推移には、各構成銘柄を保有した場合に各社から支払われる配当は含まれないが、実際に株を保有した場合には、持ち分に応じて配当が発生する。その配当金を使って、各構成銘柄を購入しなおすことで、日経平均構成銘柄を保有するマザーファンドは、複利利回りで成長することになる。実際日経平均株価はこの10年で9000円(2012/6/1)から24600円(2022/5/20)の約2.93倍だが、配当利回りを加味した日経平均トータルリターン・インデックスはこの10年で12700ポイントから44900ポイントと3.53倍になっており、単純な日経平均株価よりも20%上回って推移している。複利利回り前提で計算すると、年1.84%である。これは配当利回りがこの数字で維持されれば、株価自体は全く変わらなくても、10年で20%の利回りが得られることを意味する。

まとめると、パッシブ運用とは、対象とする市場の成長そのものを目指すものであり、そこに選定要素が入らないという特徴がある。

インデックス運用とは

一方、インデックス運用とは、資産運用をする際に、とあるインデックス(index, 指数)と連動することを目指す。前章のパッシブ運用とは、市場もしくは指数を上回ろうとするか否かでいうと、上回ろうとするアクティブの反対で、上回ろうとしないことを指していたが、インデックス運用と呼ぶときの運用とは、何に連動させるのかを指す。したがって、指数に連動させない投資といえば、個別投資となるしかない。

まとめ

パッシブ運用とは、平均以上のリターンを目指すかどうかというリターン上の概念の分類の一つ、インデックス運用とは、指数に連動させる運用の種類ことを指し、いかなるリターンであるかについては気にかけていない。とあるインデックスの利回りを目指す場合には、パッシブ運用とインデックス運用は実質同じことを意味する。

お分かりいただけただろうか。

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