早期退職制度が始まった職場ではよく、「辞めるも地獄」「残るも地獄」と言われます。辞めるのが地獄というのは人情的にもわかりますが、残るほうが地獄というのにも以下のような事情があります。
- 人が辞めて、仕事量が増加。なのに給料は増えない→しぜん引き継ぎも雑になり業務の混乱に拍車
- このような状況(首切り)を発生させた本来の責任があるにもかかわらず無策で責任を取らない会社・経営陣に対する不満・不信・失望感
- 今回は早期退職の対象者にならなかった(肩をたたかれなかった)としても今の職場でキャリアを積み上げることに意味を見出せない無力感
あなたはこれらの状況でも意気揚々と働き続けることはできるでしょうか。特にこれから何十年も働こうとおもっていた若手社員にとってはキツイものがあるのではないでしょうか。ただし、あと数年で定年退職を迎える予定の50代後半の方なら、転職市場の厳しさも相まって、しがみつくことこそ得策、という考えにも賛成できます。
以下の記事では50代メーカー社員の実例を通して、退職勧奨をはねつけて会社に残るための交渉術について述べられています。骨子としては以下の通りです。
- 早期退職に応じるかなど、否定できる質問にはキッパリ否定で答えること。
- 将来のキャリア形成に関しては、言質を取られないよう、具体的には答えない。答えると働き続けることの否定材料に取られてしまう。
- 優遇措置や優遇措置に締め切りがあることを示唆されても、退職する気がないと答えること。
- 面談の長期化は違法性もあり、応じない手もあり。
今年は早くも22社で希望退職 会社の強要かわす交渉術とは|人生100年時代の歩き方
株価を押し上げるような景気のよさは、どこにあるのか。新型コロナの感染拡大で売り上げを落とす企業が相次ぐ中、大企業...
#1はこちらの記事をご覧ください。
【大・早期転職時代】退職を迫られた時の対応記事まとめ【慌てず冷静に】
21年は名だたる大企業から早期退職募集のニュースが多発した。依然、日本は大企業を中心に終身雇用など従来型の働き方が中心ですが、いずれ勤め先は複数社を渡り歩く欧米型の働き方に移行していくことでしょう。本記事では退職を迫られたときに役立つ対応についてまとめました。
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