TVドラマ化もされているマンガ「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎は、下戸のため、行く先々で出会うすべての料理をノンアルコールで楽しみます。
酒を飲める多くの人がビールで楽しむ焼肉も五郎にとっては例外ではありません。
とある回で焼肉屋に入った際、オーダーして肉が先に運ばれた後、なかなかご飯が運ばれてこないのに痺れをきらし、五郎はこう言います。
「早くご飯来ないかなぁ。焼き肉と言ったら、白い飯だろうが」(原文ママ)
焼肉はビール派(〆にご飯派)である筆者はこのセリフを聞いて、思いました。
酒が飲めない奴に、なぜ焼肉は白い飯で食べるに限ると言い切れるのか。そんなこと分かるわけないだろう、と。
いやでも、ちょっと待てよ。物事は確認もせずに決めつけてはいけません。
五郎にはできないとしても、果たしてビールもご飯も普通に飲み食いする人間にとって、この問い「焼肉はビールと食べるのが旨いのか、ご飯と食べるのが旨いのか」は検証できるじゃないか、と。
ということでやってみました。
検証方法(※緊急事態宣言発令されていない時に実施)
焼肉屋に入店し、肉はもちろん、ご飯と、ビールを両方初めに注文したうえで、焼けた肉を食べて一口ビールを飲む、肉を食べて一口ご飯を食べる。
どっちが先でもいいけど、公平を期すために少な目とします。
結果、「ご飯」のほうが美味しく感じました。
好みもあるし、季節のファクターもあるとは思います。
真夏に汗かいた後のビールと焼肉、考えただけでそそられますが、その時のビールは焼肉じゃなくても美味しいですよね。
敢えて表現するなら、甘いたれに包まれたジューシーな焼肉と、炭水化物としてご飯が持つ魔力、このコンビネーションの前には、ビールでさえひれ伏す、というのが、体験してみての率直な感想です。
皆さんと共有したいこと
この結果は、個人的な物であり、世間様に押し付けるものではありません。
しかも、この検証は、緊急事態宣言が出されている地域では目下できません。
いま共有したいのは、未成年の方や、五郎が心から楽しむやり方、「五郎’sスタイル」で焼肉を食べに来ませんか?というものです。
ということで先週末、私もノンアル一人焼肉を楽しんできました。
ご飯でスタートすると、コメの破壊力でお腹が一杯になりやすいので、ペースに注意が必要です。
間違っても、アルコール提供しませんと書いてある店で「ビールください」と癖で言ってしまう筆者のような恥ずかしいことは決してなさらないでください(実話)。
もし、普段ビールで焼肉食べているけど、ノンアルでも結構楽しめたよ、という方がいらっしゃったら、ぜひコメントをお願いします。
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