今年21年1月、通常カードからゴールドカードに切り替えようとした矢先、同カードが改悪され、モノは試しとプレミアムカードに変更しました。
さっそく元取ろうと日々買い物を勤しんだわけですが、楽天市場では日々異なるキャンペーンが展開されているので、本当にお得なのか感覚的に分からない、モヤモヤした状態に陥りました。
そこで冒頭画像のような「楽天ポイントカレンダー」なるものを導入することで、計画的に買い物しないと、キャンペーンによる倍率アップが、プレミアムカードによるポイントアップと肩を並べてしまうことが分かりました。これは一大事です。
「楽天プレミアムカード」でググると、レビュー記事は山ほど出てきますが、そのモヤモヤの理由についてクリアに説明してくれているレビューはありませんでした(あまりにも多いので全部とは行きません。もし既に書いている方いたらすみません)。
結論から言いいます。モヤモヤするのは、端的に言うと「楽天市場にはプレミアムカードの+2%アップと同等かそれ以上にお得なキャンペーンが日々散発的に行われているため、何も考えずに買い物していると、通常カードにキャンペーンによるアップが上乗せされた倍率に追い越されてしまうのためです。注意する必要のあるファクターは2つある。
目次
注意ポイント1:0と5のつく日
例えば今月5月でいうと、5日、10日、15日、30日の通常カードの倍率は0と5のつく日のボーナスにより5%となっているが、これはプレミアムカードの通常の5%と同じである。例えば、5月3日にプレミアムカードを使うと5%ととなり、その日の通常カードの倍率には+2%勝っているのだが、0と5のつく日の通常カードには追い付かれてしまう。
つまり、2021年5月にプレミアムカードを使ってはいけない日は、月曜、水曜、金曜、土曜、日曜のうち、5と0のつく日を除く水色が付いた計19日だ。
注意ポイント2:市場(18)の日
市場(イチバ)の日は毎月18日、楽天会員のランクによって倍率がアップするキャンペーンだ。ゴールド会員は+1倍、プラチナ会員は+2倍、ダイヤモンド会員は+3倍となっている。
カードさえ持っていて、ある程度買い物をしていればダイヤモンド会員になるのはたやすいので、通常カードを持っていてダイヤモンド会員に到達しているなら、今月は18日は6%になる。
これが意味するところは、月にたった1日ではあるので通常カード所持者から見ると利便性は高くない上に獲得上限が1,000ポイント(購入額で33,333円)の制約はあるが、プレミアムカードで普通の日に使う5%を追い越されてしまう。この「追い上げ」をかわすのは一苦労だ。
プレミアムカードで6%を完全に上回ろうとすると、市場の日の18日の9%か、火曜木曜の楽天市場コースかつ0と5のつく日が「惑星直列」で重なる20日と25日の8%、もしくは5日、10日、15日、30日の7%のわずか計7日となり、月のうち4分の1以下の日数しかない。何気なく買っていたら会費11000円の回収は困難になります。
モヤモヤは解消したが、分かったうえでもう少し利便性が上がるとうれしいなと思うのは私だけでしょうか。
あがった損益分岐点
既にほかのレビュアーによって計算されているように、プレミアムカードの普通の日(+4%の日)に使う場合の最低年間使用額は55万円です。楽天市場コースの火曜木曜だけに使えばそれが3分の2の366,666円になります(かなり不便ですが)。
一方、通常カードで毎月18日だけ33,333円以内にすれば6%付くので、最大399,996円までは通常カードのほうが得になってしまいます。
これが意味するところは、プレミアムカードの会費は366,666円以上でペイするが、その時点ではそれでも通常カードのままのほうが得なゾーンに追い付かれており、結局399,996円以上まで使わないと得にならないことになります。
この2者がかちあうのは両者かなり自由度が低い窮屈な買い方ではありますが、「え、そうだったの?」とならないように、知っておく必要はあるかと思います。
もちろん、楽天市場で月10万円、20万円の買い物を楽しむヘビーバイヤーは圧倒的にプレミアムカードのほうが得になるので、上記のような細かいことは気にする必要はありません。
視える化には「ポイントカレンダー」が有効
今回、冒頭の画像で示したポイントカレンダーとそれによる見積りは、何日に買えば11000円の会費を払った甲斐がある買い方ができるかを明確にし、プレミアムカード保有者のモヤモヤを解消できる有効なツールであることが分かりました。
タイトルには買ってはいけない曜日と書きましたが、月曜、水曜、金曜、土曜、日曜のうち、0と5の付く日以外です。イチイチ覚えるのが面倒であれば、火曜と木曜以外は「危険」と思っておけばよく、厳密に気になれば、「楽天ポイントカレンダー」を参照してほしい。
これから通常カードからプレミアムカードへの切り替えを検討している方も、上記に注意しながら買い物ができていけそうなら、保有する意味があると思います。
旅行付帯の保険が付いていたり、プレミアムカードには通常カードにない特典もありますので、ポイントの損得だけでは推し量れないものがあることも最後に付記しておきます。
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このメリットを生かせば、損益分岐点は大幅に下がり、普通に買っても30万円、火曜木曜に買えば20万円以上でよくなりますので、得ですね。
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