【岐阜羽島の会】岐阜の古物市場体験記【ブロカント・朝日堂】

お金全般

目次

はじめに

岐阜県内でオープンに会員を募集している古物市場の一つである岐阜羽島の会。本稿では、東海地方で古物商許可証を取得し、中古品ビジネス事業を展開していくために平場の市場開拓を考えている方向けに、バイヤー目線で気になるであろうオークション情報を余すところなく紹介します。

古物市場(岐阜羽島の会・ブロカント)骨董品/中古/ジャンク【朝日堂】
古物業者様にむけて記載しています。一般の方は代行ページよりご確認ください 参照:古物市場代行(一般の方) Contents 岐阜羽島の会ブロカント初回登録方法仕入れの方(買い付け)出品の方出品対象品古

概要

岐阜羽島の会は、朝日堂が主催する古物市場で、名神高速岐阜羽島ICから約5分とほど近いロケーションで月2回(不定期の追加開催もあり)開催されています。市場には駐車場もありますが、参加業者数にしてはスペースが狭く、開場の8時前には既に満車のため、近隣の喫茶店、農道と酒屋の駐車場に駐車して徒歩での行き来が必要です。詳しくは別記事初回参加時の注意事項をお読みいただければ、スムーズに競りに参加できますので是非参考にしてください。

入会金不要
参加費2,000円(弁当代込み)
事前出品情報公式Xにて展開されるものもある
古物商許可証必要
紹介者不要
頻度月2回+特別開催
(HPには毎月14日と第3月曜との記載があるが、柔軟に開催日は調整される。最新情報は公式Xでの確認が必要】
開始時間8時
手数料バイヤー:無し
セラー:8%
符丁ほとんど使われない(ドン(1万円)かピッピ(1.1万円)くらい。⇒注意事項で解説)
基本情報

岐阜羽島の会 会場外観

出品情報

朝イチはレトロ家具、ビンテージ家具からスタート。コカ・コーラの古い看板や缶、あとはオーラソーマのフルボトルセットが4万円で競り落とされていました。

それが1時間ほどで終わると、カートに積み上げられた芸能人の等身大パネル、ボードゲーム、ゴルフセット、レジスター機、アラジンのガスストーブ(3台で4万円)、ギターなど中古楽器、CD、DVD、自転車、コールマンのアウトドア用品などの比較的大きな品物の競りが行われます。所要時間は1時間前後。

それが終わると、テーブルでの競りに移ります。岐阜羽島の会の特徴は、コの字型に並べられた机の上に、アルミの回転ローラーを敷き詰め、その上にお盆又は段ボール箱に入った商品を倉庫から順繰りに送っていき、ぐるっと回った最終地点で競りが行われます。競り参加者(バイヤー)は、競りが始まるまで順々に送られていく商品を実際触ったり、グーグルの画像検索したりして値踏みを行い、競りに参加するか否か、競りに参加するならいくらまで払えるかを検討します。

HPにもある通り、こちらの市場の強みは何と言っても玩具、おもちゃ系にあると実感しました。ソフビ、レトロなボードゲーム、遊戯王やポケモンなどのカード類、プレステ、メガドライブ、ファミコンなどTVゲーム機とソフト、旧ジャニーズなどアイドルグッズ、ポスター類、ディズニーグッズ、めんこ、サンリオ、ポケモンをはじめとしたぬいぐるみ、超合金、プラモデル、鉄道模型、モデルガン等が山のように次々と出品されては競り落とされていきます。

他にも、硯(端渓含む)、篆刻やペン類、印鑑などの筆記具、ダンヒルやカルティエの高級ライター(9個6万円)、ノリタケなど食器類、中華鍋やフライパン、包丁など調理器具、象牙、べっ甲などでできたアクセサリー、装飾品、必ずしもブランドものばかりというわけではないが、バッグ類、財布(これはブランドが多かった)、香水(これも目を見張る人気ブランドのものが多く、30個ほどの山が5.3万円で落札)、腕時計(G-SHOCK等、9個で1.5万円)、腕時計のベルトばかりが1000個ほど時計屋の廃棄物のような山が8,000円、アンティーク置時計、フィルムカメラ、デジカメ、デニムパンツ、Tシャツなどアパレル類が出品されていました。

また、掛け軸、九谷焼、七宝焼などの花瓶、急須(数万円のロットがいくつも)も出品されていました。中には個人宅の不用品で買い取られてきた、戦前の写真などが含まれているアルバムなどや、廃寺で出てきたであろう、お経や木魚などの仏具などレア商品も。買い手の力が強く値段が付かないものは皆無に近かったです。

注意事項

符丁が使われないことは、基本情報の表でも書きましたが、理由として推定されるのは、最低単位が千円となっていることです。1,000円以下のものは無く、1,000円の次は2,000円、3,000円と1,000円刻みでしか上がっていきません。それに合わせて、競り値を記入する勘定帳も〇,000円と〇のところにだけ数字を書けばいいようになっていて、せんまい(1,250円)、じゅっかんめ(1,650円)、ほんさん(2,250円)等はこの帳面で対応できないことになっています。

所感

<競り値>まず初めに感じたのは、全体的に競り値が非常に高く、特に玩具系が高い点。そもそもの商品の良さに、買う側の売る力が相まってのものではないか思いました。また、コの字で比較的ゆっくり値踏みできるのも、値段が上がりやすい理由の一つと思われますが、高額で競り落とす人は値踏みしていなかったりもするので、ビギナー向けの理由かもしれません。市場で聞いた話によると、玩具に強みのある同市場には東京方面からも泊りがけで業者が来るとのことで、その業者は多くがリアル店舗を持っているため、専門店として価値の分かる顧客向けに販売できるのが強みではないかと推察します。高額品になるほど、多少安くメルカリで買えるより、実際に目で見て、触って五感で納得した本当に良いものを買えるリアル店舗のほうが相対的に強みが出て、メルカリなどネット販売を主戦場にする筆者からみて高いと感じるのは自然です。

<スピード>競りのスピードは速くなく、チョイ乗りも可能なため、初心者でも入っていくのに躊躇せずに済みます。とりあえず参加するだけなら、初心者にやさしいと言えますが、値段は高めであり、参加しやすいからといって、能天気に突っ込んでいくと別の意味でケガをするので注意が必要です。

<参加人数と規模>概算ですが、80名~100名は参加しており、本ブログで過去紹介してきた他の2市場よりも圧倒的に規模が大きい市場です。一般的に市場の大きさは売り手と買い手が取引する物量で決まるので、それだけモノが集まる市場、ということになります。まだ行きつくしたわけでは無いですが、売上高ベースでいうと、間違いなく東海随一の市場になると思われます。

<環境>環境としては、前半のレトロ家具とカートのパートは露天のため雨天の日は出品が中止になる可能性が高いと思いました。筆者が参加したのは3月の比較的暖かい快晴の日だったので、環境としてはかなり快適で良かったですが、冬場、もしくは夏場の炎天下に長時間立ちっぱなしというのは、体力的にはきついことが予想されます。たまたま別の市場でも会ったことのある知り合いに聞いたところ、そういう影響もあり、冬場は出品も少ないし、参加者も3月よりは少ない傾向にあるという話でした。参加しやすい春、秋に向けて出品が増えていくとのことです。

<その他>月2回以外の特別開催の日が数か月に1回設定されるようです。執筆時点で予定されている特別開催の日は4/2で、同市場が得意とする玩具とスポーツグッズのみ扱い予定です。通常開催でもすごい玩具の出品量が、丸一日玩具とスポーツグッズのみとなれば、すごいことになると筆者自身思いましたし、市場の常連の方も言っていました。興味のある人は公式Xをチェックされたうえ、行かれてみてはいかがでしょうか。

まとめ

入会金が不要で競りのスピードは速くないため、古物商許可証さえ持っていれば、初心者でも比較的気軽に参加しやすい市場と思います。ただし、参加のしやすさと儲けやすさは別であり、競り値は高めのため、おもちゃ、玩具系で利益を出すには、相当の知識量と販売力が必要と思いました。逆に腕時計や香水(それでも競り落とせませんでしたが。おもちゃと比較しての話)、ブランド小物はそれほど値段が上がらないので、量はそこそこですが、そういったニッチを狙っていくのは十分ありかなと思います。

UnsplashAlexander Shustovが撮影した写真

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